TCPクライアントの冗長性
システムの可用性を高めるために、冗長Modbus TCPクライアントと組み合わせた2台目のコントローラを使用することができます。CODESYS Redundancy。CODESYS Redundancy 2つのコントローラ上のアプリケーションを同期させる「バックエンド」として機能します。ネイティブModbusシステム冗長性(SR)により、フィールドデバイスとのスムーズなデータ交換が保証されます。
Modbus TCPクライアントとCODESYS Redundancyは、冗長マネージャー機能ブロックからIoDrvModbusTCP
図書館。
使用法
使用するTCPクライアントごとに、RedundancyManager
グローバル変数リストなどの非同期データ領域に関数ブロックを配置します。さらに、DataSyncAlways
ランタイムシステムの構成ファイル内のエントリ(*.cfg
)を使用して、各サイクルの開始時にデータを同期します。
[CmpRedundancy] DataSyncAlways=1
行動
たとえRedundancyManager
ファンクションブロックが使用される場合、切り替えや同期アクションは実行されません。CODESYS Modbus Modbus 通信は、それぞれのコントローラの冗長状態にのみ反応します。
2台のコントローラー間で既存の冗長リンクが動作している場合、Modbus通信はアクティブコントローラー経由でのみ実行されます。アクティブコントローラーが切り替わると、パッシブコントローラーのModbus通信は終了し、アクティブコントローラー上で確立されます。
冗長リンクなしでシステムを最初に起動すると、Modbus 通信は ID 1 のコントローラー経由でのみ確立されます。
ランタイムモードで冗長リンクが失われた場合、両方のコントローラでModbus通信がアクティブになります。これにより発生する可能性のある問題(通信の重複など)は、このファンクションブロックでは処理されません。